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Metaphorical Dream

かたち

Condition:詳細は木曜日だそうな

WLCの講義を受けに行ってきたw
初歩的なことをいろいろと教えてもらったんだが、いよいよ質疑応答になったので、オレが設計した構成図を元にいくつか質問させてもらうことにした。

けど、ちょっぴりガッカリ。

オレがグッドソリューションだと考えていた構成について講師の応用部隊の方に意見を求めたところ、「そういう構成は思いつかなった。元々スイッチ系はあまり得意じゃないから。」とのこと。

しゃ~ない、メーカに問い合わせるかね。

ちなみに、どんな構成か?っていうと、、、。
WLCってのは、そもそも2 or 4つのSFPポート(物理ポート)を搭載してる。
だけど、チャネル(LAG)は、1つしか組めない。
ゆえに、チャネルをOnにしたら、全ポートでチャネルが稼動してしまう。
なので、必然的に対向のNW機器はTrunkポートを4つ用意しなければならない。
ちなみに、チャネルをOnにしないと、物理ポートに割り当てる論理インターフェース(SVIみたいなもんです。)を静的にマッピングしなければならないため、マッピングした物理ポートが死んだら、動的に生きている別なポートへ、論理インターフェースをアサインしてくれるような機能はなく、それで終わってしまう。。。

けど、対向機器が1台ってのは、ボトルネックを作る要因となり、冗長化するならあまりよろしくない。
なので、せめてCat65の別々のモジュールに2本づつ接続するとかってことが考えられる。(slot1のモジュールに2本、slot2のモジュールに2本ってな具合)

でもね、顧客の予算っていう曲げられない要件がある以上、Cat65やら45は難しい。

ってことで思いついた!のが、Cat37を2台スタックにして、WLCの4つのポートを2本づつ、Cat37の各筐体に接続するって構成。

Cat37 2台スタック構成(Cat37はスタックしているため、WLCからは1台として認識される)
Cat37 1/0/1 WLC ポート1
Cat37 1/0/2 WLC ポート2
Cat37 2/0/1 WLC ポート3
Cat37 2/0/2 WLC ポート4

この構成について意見を求めたんだけど、上に書いた回答が返ってきたわけです。

マニュアル通りじゃなくってさ、要件の中で"最大限"を追い求める過程から、インスピレーションや発想の転換を経て、己の技を磨き続ける。
これが、ある一つの側面から見た、エンジニアの"かたち"なんじゃないだろうか。

「○○って構成だと、NW的にここがボトルネックになるから、××って構成にしてみました。」
「それだったら、××のこの部分を、△△に変えた上で、□□を咬ませてみたらどうだろうか?」
みたいなアツイ議論を真剣に交わせる仲間と一緒に仕事ができたら、至福のときを過ごせるのかもしれない。

・・・な~んてな。

by mdesign21 | 2007-05-15 00:39 | Diary